タップダンスの歴史|ブラックカルチャーから現代まで
- 3 日前
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軽快なリズムと華やかなパフォーマンス。
その裏側には、アフリカからアメリカへ渡った人々の不屈の精神と、異なる文化が混ざり合って生まれた「奇跡の融合」の物語があります。
この記事では、タップダンスがどのようにして誕生し、エンターテインメントの頂点へと登り詰め、そして現代へと受け継がれてきたのか。
その激動の歴史を紹介します。
歴史を知ることで、あなたの一歩(ステップ)に込められた意味が、より深く、豊かなものになるはずです。
①タップダンスの起源:二つの文化の衝突と融合
タップダンスのルーツは、17世紀から18世紀にかけてのアメリカ合衆国に遡ります。
アフリカの「ドラム」とアイルランドの「ステップ」
当時、奴隷としてアフリカから連れてこられた人々は、コミュニケーションや儀式の道具であった「ドラム」を禁じられました。そこで彼らは、太鼓の代わりに自分の体や足を叩くことでリズムを刻むようになります。これがタップダンスの「リズム(打楽器)」としての原点だと伝わっています。
一方で、同じくアメリカに渡ってきたアイルランドの貧しい労働者たちが持ち込んだ**「アイリッシュ・ジグ」や、イングランドの「クロッグダンス(木靴のダンス)」**がありました。
これらが、農園や都市の路地裏で混ざり合い、アフリカのリズムと、ヨーロッパの足さばきが融合して、現在のタップダンスの原型が形作られたというのが、諸説ある内の最も有力な説だといわれています。
②19世紀:ミンストレル・ショーと進化
1800年代半ばになると、タップダンスは「見せる娯楽」としてステージへと上がり始めます。
ミンストレル・ショーでの発展
当時の巡業見世物「ミンストレル・ショー」は、差別的な側面も含んでいましたが、皮肉にもタップダンスが注目される場となりました。現代にも残る多くの基本ステップがこの時代に体系化されました。
シューズの進化
初期のタップダンスは、木靴(クロッグ)や、革靴の底に「硬いコイン」や「釘」を打ち付けたものを履いて踊られていました。現在のような金属製のプレート(チップ)が主流になるのは、20世紀に入ってからのことです。
③ 20世紀前半:黄金時代の幕開け
1920年代から1940年代にかけて、タップダンスはエンターテインメントの象徴となります。
ブロードウェイとハリウッド映画
ジャズ音楽の隆盛とともに、タップダンスはブロードウェイのミュージカルや、ハリウッドのトーキー映画(音の出る映画)で爆発的な人気を博しました。 ここで、歴史に名を残す偉大なスターたちが登場します。
ビル・“ボージャングル”・ロビンソン: 階段を使ったダンス(ステアダンス)で有名。人種差別の壁を乗り越え、タップダンスの地位を向上させた「タップの神様」です。

フレッド・アステア: 優雅な社交ダンスとタップを融合させ、銀幕のスターとなりました。

ジーン・ケリー: 映画『雨に唄えば』で知られる、ダイナミックで力強いスタイル。
この時代、タップダンスは「アメリカが世界に誇る芸術」として確立されました。
④衰退:リズムタップの復興
第二次世界大戦後、ロック音楽の台頭やダンススタイルの多様化(バレエや現代舞踊の流行)により、タップダンスは一度、表舞台から姿を消しかけます。
1970年代〜80年代:リバイバルの波
しかし、1970年代後半から、ベテランダンサーたちによる技術の伝承と、若手ダンサーによる新しい感性の融合が始まります。 特にグレゴリー・ハインズの登場は決定的でした。彼はタップダンスを単なる「古き良きショー」ではなく、現代的な音楽(ファンクやソウル)に乗せた、クールで力強い表現へとアップデートしました。
サヴィオン・グローヴァーの衝撃
1990年代、グレゴリーの弟子であるサヴィオン・グローヴァーが登場します。彼は地面を激しく叩き、重低音を強調する「リズムタップ」を確立。タップダンスを「聴かせる打楽器」として再定義し、トニー賞『Bring in da Noise, Bring in da Funk』の振り付けなどを通じて、世界中に再びタップ旋風を巻き起こしました。
⑤現代のタップダンス:多様性の時代
現代において、タップダンスはさらに多様な進化を遂げています。
現代音楽との融合: ストリートダンスの要素を取り入れた、より自由で即興的なスタイル。
オーケストラや様々な音楽とのセッション: ジャンルを問わず、一つの「楽器」として音楽シーンに参加しています。
フィットネスとしての普及: 楽しみながら有酸素運動ができるとして、世界中の老若男女に愛される習い事になりました。
*現代のタップダンスはこんな感じ↓
⑥JAMPOTが大切にする「タップの精神」
JAMPOTタップダンススペースでは、幾多の歴史の中で多様な文化が混ざり合い、新しい価値が生まれたタップダンスの精神を大切にし、リズムタップやいわゆるシアタータップなどのスタイルも積極的に取り入れています。
歴史上の偉大なダンサーたちも、最初は路地裏や小さな板の上で、楽しみながら音を鳴らすことから始めました。
私たちは、その「音を出す喜び」を、現代の皆様にも等身大で感じていただきたいと考えています。
📝まとめ:歴史の続きを踊る
タップダンスの歴史を辿ると、それは「制約の中から自由なリズムを見つけ出す」という、人間のポジティブなエネルギーの記録であることに気づきます。
あなたが今日、スタジオで鳴らしたその一音は、アフリカのドラムやアイリッシュのステップから続く長い歴史の延長線上にあります。
歴史を知ることで、タップダンスはただのステップの連続ではなく、自分の内面を表現する力強いツールへと変わります。
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